「単位互換制度」は,他の大学の授業を履修し,所属する大学での単位として認定できる制度で,協定に参加している大学の学生であれば,授業料などは徴収されません(放送大学を除きます)。
当初は14校,提供科目数487科目からスタートしたこの制度も,平成20年度には21校,1324科目にまで増加しました。また,学都仙台コンソーシアムサテライトキャンパス(仙台市青葉区一番町)でも,一部の単位互換科目を開講しており,仙台市内中心部で他の大学の科目を履修することもできます。
各大学の提供科目は,教養科目から専門科目まで多岐にわたり,学生は所属する大学にはない様々な特色のある科目を履修することができますが,履修者数は,毎年100人前後となっているのが現状です。学習機会が大きく広がっているにも関わらず,履修者数が伸びないことの要因の一つには,キャンパス間の移動に時間がかかることが考えられます。
このため,仙台圏戦略的大学連携支援事業では,新たな取り組みとして「遠隔授業システム」を導入することにいたしました。
「遠隔授業システム」は,各大学で開講されている授業をそのまま収録し,ビデオオンデマンド方式により配信するもので,所属する大学に居ながら,他の大学の科目を受講することができます。受講教室にティーチングアシスタントを配する等により,双方向性を確保し,試験も所属する大学で受けるようになる予定です。
遠隔授業システムを利用して、講義収録の様子と、受講する学生の様子を紹介している動画をご覧いただけます。 (遠隔授業システム紹介)
この「遠隔授業システム」の本格運用は平成22年度前期からになりますが,平成21年度後期には,試験運用を行う予定ですので,詳細が決まり次第お知らせします。